ものづくりは奥が深い

いよいよ尻に火がついてきたものづくり。
展示会まで、あと1ヶ月ちょっと。
今週は量産設備の増強と、カタログ用写真の撮影を行うのが主目的です。
まずは設備ですが、穴を開ける工程が非常に多いので、ボール盤を増設します。
今ある安物のボール盤では剛性やドリルの振れがいまいちなので、今回はちよっとセミプロ仕様を買いました。
さらに東大阪の町工場にて、インバータを仕込んで貰い、無段階変速と逆回転もできるようにして貰いました。
これでねじ切り加工も効率よく行えるようになるはずです。
また、鉄のパイプを切断する工程もあるのですが、これにはスライド丸鋸に鉄工用のチップソーをつけて作業していました。綺麗に早く切れるのですが、火花が散って無茶無茶やかましい、加えて歯がすぐ駄目になってすぐ交換が必要になります。ランニングコストの面から違う方法を考えることにしました。
次に試したのは、高速カッター。これは円形の砥石を高速で回転させて切断していきます。チップソーは切り取っていく感じですが、高速カッターはやすりで削り取っていく感じ。これがまた輪をかけてやかましいし、火花はチップソーの比じゃ無いくらい盛大に飛びます。切り粉は非常に細かい粉のようになって掃除も大変。切った後はパイプがあっちっちで触れない。砥石の寿命の長いことがメリットですが、こりゃ駄目だ。
次に行き着いたのがバンドソー。
バンドソーはのこぎりの刃を円形状(帯状)にした鋸刃を高速で回転させて金属を切断します。高速と言っても上の2つよりは遙かに低速なので、火花は出ない、静か、切り粉は散らない、バリは少ない。となかなか良い感じです。と思いきや、切断面がぱっと見て分かるくらい斜め(TT)。調整できる方向の斜めもあるのですが、今回の斜めは調整する箇所が無い。困った。
良く見てみると、カッターの刃が斜めになっている模様。これを調整する場所は無いので、ベース側に無理矢理スペーサを突っ込んで矯正する。なんとか我慢できる程度にまでは真っ直ぐになった。やれやれ。
パイプのカット一つとってもなかなか奥が深い。でも一歩ずつ前進かな。

敷地に戻って雨の止み間を狙い、カタログ写真の撮影。
キャッチーなカタログになりますように。
来週の中頃には原案が出来上がるかな。

夜には彗星倶楽部でお食事です。
もちろんお食事がメインなのですけど、今回は建具の勉強を兼ねています。
彗星倶楽部の建具を作られたのは8/17のブログでご紹介した、「芭屋框組」の組長です。
もちろんうちの建具も作って貰う予定です。
それで、框戸、フラッシュ戸の実物を見させて頂きました。
一番惹かれたのは、入口のヒノキの框戸ですが・・。高いんだろうな・・。

杉の框戸は木目がちよっときついか。富澤さんの話によると目立たなくなってくるようですが。
もう少し悩みましょう。

お料理は今日も大変おいしゅうございました。
メニューに載って無くても、「お薦め」を聞くと色々出てきますよ。
旬のさんまの・・(覚えられなかった・・)。
油がのっているサンマとバルサミコソースの組み合わせがグッド。

合鴨のコンフィ。
皮はパリパリ。お肉は柔らか。鳥好きの私は大喜び。

これもメニューに載ってないアンチョビとケッパーのピッツァも大変お気に入りです。
また来ますね。

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