デジタル気象台

台風10号が西日本を縦断していきました。
伊那への影響は雨が降ることぐらいかと思っていましたが、夜中から明け方にかけて、結構風も強く吹きました。
さて、我が家には風速を計らなければならないと言う、仕事上の理由で、気象台を設置しています。
気象台と言っても、持ち運べるサイズの筐体に、温度計、湿度計、雨量計、風向風速計などが収められたものです。
国産では無いので、並行輸入品になります。
それはAcuriteのプロカラーデジタル気象台というもの。
本体を庭に設置し、室内には子機を設置します。
無線で本体と子機は通信し、子機にデータを表示してくれます。


一番のポイントは、PCと子機を接続すると、データをPC側へダウンロードし、データをエクセルなどで確認できること。
なかなかの優れものです。
例えば、7/30から8/15までの気温データと湿度データ。


屋外のデータですが、
これを見ると、一日の寒暖差が15度程度と大きいことが分かります。
内陸性気候の特徴ですね。
また湿度の変化も大きく、夜間から朝方まではほぼ100%にまで湿度が上がります。
これを見ると伊那という地は野菜や果物作りに適した土地だというのが分かります。
屋内のデータですが、安定しています。
ただ人が居た8/3-4日や、8/14-15は温湿度ともばらつきますね。
窓を開けたり、煮炊きなど生活による影響を受けているようです。
データからは、やっぱりこの家は断熱がしっかりしていることが分かります。
台風10号の通過時のデータ。
降水量と風速、瞬間風速をプロットしてみました。

雨風のピークは5時頃だったようですね。
この期間のトータル降水量は49.53mm。
1時間当たりの最大降水量は9.7mmでした。
結構降った気がしてましたが、それでも時間雨量10mm程度。
2014年の広島水害では1時間に120mmも降ったらしいですが・・。
もう、そのレベルは想像もつきません。
こんな風に、デジタル気象台もなかなか面白いです。
ちなみに伊那の市役所にはAMEDASの観測地点があって、観測結果をネットで見ることができます。
http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-48621.html
台風10号の通過時の伊那AMEDASデータ

市役所より2度ぐらいうちのほうが気温が低いとか、風のピークがちょっとずれているとか。
比較してみるとまた面白いです。

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