設計打ち合わせ

今日は、伐採した木を建築士の方に見て頂いて、どの木をどこに使うか決めてもらいます。
私の希望は、せっかくこの地に生えていた木なので、使えるものはできるだけ建築に使いたいのです。
家のプランは大筋決まってきていますが、まだFIXしておらず設計を確認しながらの作業となり、林業士の方には時間をとらせてしまいました。
話し合いの結果、大筋決まりました。
床板はクリ、梁にアカマツ、天井板の見せる部分に檜板、リビングの真ん中に立ち上がる柱に檜。
結構使えそうです。それにとても良い家になりそうな予感がしてきました。
その後場所を移して設計の確認。
元々のプランはスキップフロアを利用した、1階とメインの中二階、オフィスの二階のプランでしたが、家があまりにも大きくなりそうなので、オフィスの二階を中二階の下の半地下に持ってくる案に固まりつつありました。
ほぼほぼ詰めて、さぁこれで詳細設計に入ることになるのかと思いましたが・・。
この仕様でハウマッチと聞いてみたのですが、ざっくり*千万円とのこと。えっ!!
予算と凄い開きが・・。お金無い・・。ローン借りられない・・。
やっぱり中二階を持ち上げる背の高い基礎はお金がとてもかかるようです。土圧を受けようとするとさらにアップ。半地下も決して安いものでは無い。
とりあえず、銀行からローンのお金をもっと借りる交渉をするために、建築会社に見積もりをとる。そのための設計資料を準備してもらう。と言うことにして本日の打ち合わせ終了。
午前中から午後5時までの長丁場となってしまいました。建築士のYさん、奥さん、すいません。ありがとうございました。
その後「たくさん借金するのしんどいし、もう家建てるのやめようか」と、ちょっと暗い気分で伐採現場へ。
もう入口の部分の木も綺麗に切ってありました。
景色が変わっていました。

すでに所定の大きさに切っていく玉切りの作業も進んでいるようです。
打ち合わせに基づいて、うち用の木も分けて積んであります。

リビングの真ん中に立ち上がる檜も別に置いてありました。

「一番良い木を選んどいたからね」と林業士さんがおっしゃるように、まっすぐで年輪も綺麗で、素人目にもとても美しい木です。
選んで頂いた木を見ていると、美しくて、とてもありがたくて、「どんな借金しても必ず家を建てる」と改めて決心しました。
とはいってもやはり現実というものはあります。
そこで夫婦とわんこ2匹で家族会議です。
「あの土地で何をしたいのか」「求めるものは何なのか」
移住活動を始めた原点が、「小さな小屋で、自然の中で、山を眺めて、できれば自給自足をしたい」でした。
そうです。「望仙の家」は小さくて良いのです。
だから家は心地よいリビングと最低限の事務スペースで良いとなりました。
レイアウトは今のものを活かして平屋にしてしまい、お金のかかりそうな基礎は普通の基礎にして、床面積を絞る。
このような案を建築士さんに提案しようと思います。
建築士さんの案も活かせて、土地の木も活かせて、私達の思いも活かせる。
そんな家ができるような気がしてきました。

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