火おこし器

備長炭も高速着火。
まるで送風機がついた!?
燃焼加速器「ボルケーノ」

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・「火起こしに時間がかかる」「火起こし面倒くさい」そんな悩みにおさらば。ボルケーノで高速着火。
・黒炭5分。オガ炭8分。備長炭8分。煙突効果を真面目に考えたから、どんな炭も火起こし時間短縮。
・開閉式底板で炭の取り出し簡単。円錐形状煙突、三分割構造で背が高いけど低重心、さらにコンパクト収納。

空腹でキャンプ場、バーベキュー場に着いて、一刻も早くお肉を焼きたい!でも炭に火を付けなきゃ。・・・なかなか火が起こらない・・。おなか減った・・。みんなも待ってるのに・・。

こんな体験ありませんか?

ボルケーノは炭への着火を加速する、煙突付きの火おこし器です。

今まで、弊社はローリングー!やクッキング炎箱など、炭を熾して調理に使用するツールを開発してきました。

(この秋にも鶏を丸焼きする360°回転、炭焼きオーブングリル「ローリングリル」を販売予定です)

その中で、調理にはどんな炭が良いか、どうすれば素早く着火できるかを色々試してきました。
火起こしを真剣に考えました。
「ボルケーノ」はそうした取組の中で開発されました。

その結果、黒炭(海外産)4.5分。オガ炭8分。備長炭8分、成形炭6.5分で着火が可能になりました。

注)上記の着火時間は「ボルケーノ」と弊社推奨着火剤2個を用い、各炭500gに着火するまでの時間です。使用される着火剤や、炭の質、大きさ、および量によって、着火時間は変動します。

評価の様子をムービーで撮っています。
お時間のある方はご確認下さい。

①高い煙突効果による強風で炭に高速着火

煙突効果とは一言で説明すると、暖かい空気が上昇することで、下部から空気を取込み、まるで送風機のように効率的に空気の流れを作ることができる現象です。

技術的な詳しい話は、ページ下部で説明していますので参照下さい。

さて、ボルケーノには高い煙突が着いていますので、高い煙突効果が得られます。

下で説明している煙突効果の式で計算すると、外気温20℃、煙突内温度300℃の条件でボルケーノが作り出す風量は1秒間に24リットルになります。

ちなみに成人男性の肺活量は3~4リットルなので、24リットルというと、大人6~8人が目一杯息を吹くのと同じぐらいの量です。人間はこの量を吹き続けることはできません。ボルケーノはそれぐらい強い風の流れを作ります。

この送風機のような強い風の流れで高速着火が可能になるのです。

②背が高いけど倒れにくい低重心構造

ボルケーノは三段分割構成になっています。全て重ねると80cm近い高さの煙突構造ですが、中間に円錐形状煙突を採用することにより、先端に行くほど軽くなる低重心を実現。背が高くても倒れにくい構造になっています。

③着火剤の火を妨げない火抜けが良い底板形状

炭を効率的に燃やすには、空気抜けの良い構造が必要です。

一般の火起こし器の底板は板に丸穴が空いているタイプが多いです。

このタイプは穴の部分の面積が小さく(20~30%)、火の抜けが悪いです。着火剤を置く場所によっては、火が底板に当たってしまい、着火効率が低下します。

「ボルケーノ」は櫛形の独自形状を採用し、抜けの部分の面積が中心部で60%と効率の良い形状となっています。

また、底板が山形でセットできるので、炎の当たる面積が平板タイプのものに比べて広く、高率が良くなっています。

④開閉式底板

「ボルケーノ」の底板はピンを2カ所抜くことによって、開く構造になっています。
ひっくり返さずに炭を下に落とすことができ、炭を調理器に移しやすくなっています

⑤コンパクト収納

開閉式底板と3段分割構造のおかけで、煙突部を本体部に収納することができ、長い煙突の割には収納に場所を取りません。

⑥高品質ステンレス製

ボルケーノの材質には高品質ステンレス(SUS304)を使用しています。ステンレス製はスチール製よりも錆びにくく、耐久性が高いという特徴があります。
さらにステンレスは高温になりますと表面が焼けて赤銅色に変色いたします。味として楽しんで頂いても良いですし、研磨剤で磨いて頂くと元の状態に戻すこともできます。ステンレス製火おこし器「ボルケーノ」で、色々な表情をお楽しみください。

さて、ここからは「ボルケーノが炭を効率的に熾す」ことができる詳しいご説明をします。

そもそも炭とは、木を蒸し焼きすることにより、炭化することにより作られる、炭素を主成分とする可燃物のことです。
平たく言うと、燃料にできる炭化して黒くなった木です。

炭には黒炭(国産、海外産)、白炭、オガ炭、成形炭などがあります。
バーベキューなどで一般的なのは、海外産の黒炭で、ホームセンターなどでお安く買うことができます。

白炭は備長炭などで代表される炭です。とても固くて重く、叩くとキーンと金属音がします。

オガ炭は鋸屑・樹皮の原料を棒状に圧縮加熱成形したオガライトを炭化したもので、 炭の中心に穴が開いた、ちくわのような炭です。

成形炭はヤシ殻や製材など原料を切断後炭化し、粉末化したあと、凝固剤を添加し、圧力をかけ成形された炭です。

それぞれの特徴を表にしました。

調理に使う炭は、長時間安定した高い火力を維持できるものが最適です。
ですので調理に使用する炭としては、やっぱり備長炭が良さそうですが、価格が無茶高い。
それに着火難易度はとても高いです。それに固いので、炭の大きさを調整することも難しいです。

なので、一番のお勧めはオガ炭です。燃焼時間、火力、匂いとも問題ありません。
価格もそこそこなのでOK。好きなサイズに割って使用することができるので、火力調整にも便利です。
炭火料理のプロが好んで使用するのもうなずけます。

安定した高火力が長時間続くので、安い黒炭のように大量に火起こししておく必要もありません。
消火した後、保管して再利用も可能です。再利用可能なのは備長炭とオガ炭ぐらいです。

結果的にはオガ炭が一番コストパフォーマンスが良いと思っています。

ただ、一番の問題は着火性です。
オガ炭は備長炭ほどではありませんが、着火の難易度が高いです。
着火について真面目に考えていなかったときは、着火に30分以上かかることもありました。

オガ炭を気軽に使用するには、「いかに素早く着火できるか」が課題となります。

 

着火方法も色々なやり方がありますが、主に
①着火剤の上に炭を組んで着火する。送風などを併用し、効率を上げる方法も。
②バーベキュー用火起こし器を使う方法。
③バーナー(ガストーチ)を使う方法。
④ガスコンロでコンロ用火起こし器を使う方法。

④のガスコンロでの着火は炭を使うお店でよくやられる方法で、あまりアウトドア向きではありません。

①③は海外産黒炭なら問題ありませんが、オガ炭や備長炭をこの方法で着火するにはハードルが高いです。
なかなか火が付かずに、途中で嫌になってくると思います。

なので、オガ炭や備長炭をアウトドアで着火するなら②の火起こし器を使うのが一番良いと思います。

火起こし器はすでに色々なものが売られています。円筒のもの、折り畳みのもの、持ちやすそうなもの。
最近は100円均一のショップでも売られていて、ここまで来たかと・・。
火起こし器の比較サイトも有りますので、一度覗かれても良いかと思います。

あるサイトでは、400gの炭と着火剤を用いて火起こしを行い、炭に着火して赤く燃焼するまでの時間を測定しておられます。
その結果では円筒状のものが比較的高率が良く、最速で8分半ほどで着火できたようです。

そして全ての炭おこし器のうたい文句が「煙突効果により素早く着火」です。
この「煙突効果」実はとても優れものなのです。

そして「煙突効果」により火おこし器は他の方法より着火が容易なのです。

簡単に言うと、高温になった空気は軽いので、煙突内を上昇する。
上昇したら、その分だけ下部から新しい空気を引き込む。

火起こし器の場合、その空気がさらに火の勢いを増す効果があります。
まさに、「何もしなくて良い送風機」ですね。

燃焼加速器「ボルケーノ」はこの送風機のような「煙突効果」を追求した火おこし器の進化形です。

下の写真は、煙突効果の実例です。
煙突を被せた瞬間に、炎が火おこし器に吸い込まれていってます。5ysz 

煙突の内部温度があまり上がっていない状況でこれですから、煙突内部の温度が上がるにつれ、さらに煙突効果は加速していきます。

煙突効果によって流れる空気の量は次の式によって求められます。

この式を解説すると長くなるので省きますが、とにかく、煙突効果をアップするには、煙突内「温度」と「長さ」と「断面積」をアップする必要があると理解して下さい。
だから昔の火を焚く工場の煙突には高いものが多いのです。

ただし煙突内部に物体があったり、曲がっていたりすると抵抗になって効果が薄れてしまうことも覚えて置いて下さい。

例えば、火おこし器に最初から大量の炭を入れると、抵抗になって、さらに煙突面積を減らすことになるので、煙突効果が著しく低下し、着火に時間がかかることになります。

ここで炭が着火するまでの流れを考えてみると・・火起こし器内での着火は、
①着火剤が燃える(メインの熱源は着火剤の火)
②着火剤の火が一番下層の炭に燃え移る(炭への初期着火)
③着火剤が消える。メインの熱源は下層の炭の火に移行。
④下層の炭の火が上層へ燃え移っていく。
⑤全体が燃える。
という流れが起こっています。

ここで一番大事なのは②の「初期着火」となります。

着火剤が消えた時に、炭が十分燃えていなかった場合、火おこし器の内部温度が下がり、煙突効果も無くなるという悪循環になります。
最悪立ち消えという事態になります。

これがオガ炭や備長炭では良く発生してしまいます。

 

①「煙突効果」を妨げるので、最初から大量の炭を火起こし器に投入しない。炭が多く必要な場合は最初の炭が熾っているのを確認してから追加する。
②火力が強く、持続性が長い着火剤を使う。そのほうが炭への初期着火がしやすい。着火剤の選定大事です。
③空気抜け、火抜けが良い火起こし器を使う。
④煙突を付けて、煙突効果により、火の勢いをパワーアップする

 

①は皆さんで対応できます。最初は炭おこし器の半分ぐらいの炭の量にしてください。
②は皆さんで選定していただければ良いのですが、フィールダーズでもご紹介いたします。

(追記)着火剤の比較評価しました。
https://fielders.co.jp/archives/5346

その上で「ボルケーノ」は③④を担当し着火をがっつりアシストします。
そのための「燃焼加速器」です。

使用時サイズ H : 797.5mm W : 137mm D : 229mm

収納時サイズ H : 344mm W : 137mm D : 229mm

先端煙突部重量 0.3 kg

中間煙突部重量 0.45kg

火起こし部重量 0.5kg

本体材質 ステンレス(SUS304) 煙突材質 ステンレス(SUS304)

弊社では、今まで、ローリングー!やクッキング炎箱など、炭を熾して調理に使用するツールを開発してきました。今もそれらを使って野外料理を楽しんでいるのですが、あるとき嫁に言ってみました「今日はおまえが炭を熾して、何か料理を作ってみないか」

その返事は「嫌!、炭起こすの時間かかって面倒くさい」

・・・なるほど。おっしゃるとおり。うちはいつもオガ炭を使っていましたが、大体30分ぐらいかかって炭を熾していました。
確かに面倒くさい。

これはどげんかせんといけん。

思いついたのが、薪ストーブ。薪を放りこんで給気口を開け着火すれば、焚き火より遙かに激しく燃え始めます。これは煙突効果のおかげと言うことは知っていました。そうだ薪ストーブみたいに煙突を付ければ、炭の着火も早くなるのでは・・。

思い立ったらいても立ってもいられず、手元にあった漏斗と鉄のパイプを使って実験してみました。
おう!炎の音が違う!10分ぐらいで火が熾ってしまいました。

ここから製品設計が始まり、何回も試作と評価を繰り返し・・「ボルケーノ」は完成しました。

※製造、検査の都合上、本体に少なからずキズや汚れが付く事があります。
製品表面のキズや汚れに関しては不良としての返品対象にはできませんのでご了承ください。
※高温の状態で水などをかけて急冷しないで下さい。反りが戻らなくなります。
※予告なく仕様変更になる可能性がございます。