「実生(みしょう)」の桜

雑木林も4年生になりました。
昨年から今年の春先まで、多くの木を間伐してきました。恐らく木の本数では半分以下になったと思われます。
できるだけ、色々な木を残そうと作業しましたが・・。

結構「桜の木とおぼしきもの」が残っています。

なぜ「おぼしきもの」と書いたかというと、今まで花が一度も咲いたことが無いからです。

花が咲くのか咲かないのか。

桜の花が咲かない原因の一つに、「株が若い」ということがあるそうです。

とあるWebページには、

「実生(みしょう)から育てた株の場合、開花までに年数がかかります。
サクラの種類によって、開花までの年数が変わります。

5年~10年、それ以上という場合もあるため、何年で開花するとは言い切れないのが現実です。」

と記載してあります。

他のページにも

「若木のうちは成長にエネルギーを使うため、花を付ける体力が残っていません。そもそも花は生殖活動(花を咲かせて種を付ける行為)ですから、成木になるまで咲きません。」

とも書いてあります。

実生(みしょう)とはなんぞや?
実生とは、種から発芽して生長している植物のことを言うそうです。

つまりうちの庭の桜、まさに実生の桜となります。

そうか、咲かなくても仕方ないのか・・。と思っていたら・・。
桜とおぼしき1本に・・

見事、花が咲いているではありませんか。

「実生から育てた桜が咲く」

これはとてもうれしいことです。

まだ1本だけか・・。と思ったら、他にちょろっと咲こうとしている木も見つかりました。

来年は高遠に行かなくても、家の雑木林でお花見が楽しめるかもしれません。

今から楽しみです。

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