Fielder’s初ブログは、たおさん輪の話。
たおさん輪は現在、たおさん輪F、たおさん輪P-mini、たおさん輪Pの3種類があります。
これらは用途が違うだけで、「倒れにくくする」原理は全て同じです。
杭や支柱が倒れた付け根を見てみると、土の表面ががえぐれていることが分かります。
支柱の先端部が埋まっている土の深い部分は、土が締まっていることが多く、先端部は動きにくくなっています。
対して土の表面は比較的柔らかく、土が盛り上がって逃げることが出来るため、この部分で支柱が動きます。
要するに土の表面がてこの原理で言う、「作用点」になっているわけです。
この「作用点」で支柱が動くことで倒れてしまう訳です。
逆に言えば、この作用点の動きを抑えれば支柱は倒れにくくなるという訳です。
たおさん輪はこの「作用点」をガッチリ押さえて倒そうとする動きを抑えます。
たおさん輪Fは柔らかめの土用で、打ち込むことでテーパー形状が土を圧縮し固め、さらに6枚のフィンにより、「作用点」の移動を抑え、倒れに対する抵抗力を発揮します。
たおさん輪P、たおさん輪P-miniは固めの土用で、4隅のスパイクが地面に食い込むことでプレートの移動を抑制し、そのプレートに空いている穴に差し込まれている支柱の「作用点」も移動しにくくなり倒れにくくなります。
たおさん輪は、
「土の表面の「作用点」を支える」
「たおさん輪は倒さん」の理由を理解して頂けましたでしょうか。