樹脂射出成形にチャレンジ

最近新製品を出していませんが、裏でコソコソ開発は進めています。

今はまだそれが何かということは言えませんが、構成する部品に樹脂(プラスチック)があります。

樹脂を部品にするには、大きく加工と成形がありますが、部品単価を下げるには成型がよく使われます。

成型にも色々種類がありますが、今回のターゲットは射出成形。
注射器のようなシリンダーから金型に溶かした樹脂を注入、圧縮し金型の形の立体形状を作る方法です。

詳しくは
樹脂加工の基本!射出成形について | meviy | ミスミ
など見て下さい。

樹脂射出成形には色々メリットもありますが、デメリットもあります。

一番のデメリットは「金型代がメチャ高い」

小さいものでも100万円以上はかかる覚悟が必要です。
(その代わり製品単価は安い)

それに一度型を作ると、設計変更をやりにくい。
先の金型との絡みです。やっぱりたくさんお金がかかります。

そして、1ロットの数が半端じゃない。
100個ぐらいじゃ作ってもらえない。作ってもらえても単価が高くなる。10000個ぐらいが普通

必ず大量に売れる製品なら、有りですが、うちのような売れるか売れないか分からない、売れても数が知れてる製品の場合、射出成形は高値の花なのでした。

何か手段は無いかと調べていると、オリジナルマインドさんの空圧式射出成形機にたどり着きました。

空圧式 INARI P35 | ORIGINALMIND オリジナルマインド

(手動式は知っていましたが、能力と型のセットの制約などで見送っていました。)

今回は約2トンの加圧能力があると言うことなので、能力的に問題無さそうです。

欲しかったのはこれですよコレ。アルミ型で射出成形可能ということは、CNCフライスがあれば自分でアルミ型を作れる。アルミ型を作る前の事前確認程度なら、樹脂型も使えるそう。

いいね!

まさにデジタル射出成形。

他人の手を借りないで作れる射出成形。

積層式の3Dプリンタで外観やデザインは確認できますが、強度などの確認はできないですし、プリントできる樹脂も限られます。

補助事業に申請し、審査が通ったので無事購入の運びとなりました。

届いたのは、複数の箱で、中味はこんな感じ。

自分で組み立てる商品なのは知っていましたが、ここまでバラバラとは・・。
組立説類書は充実していますが、組み立てられない人も居るんじゃ無いかな・・。

とりあえず、ちまちま組立を開始しました。
組立説明を読んで、パーツを探して、組み立てていく。
なんか、子供の頃、プラモデルを夢中になって組み立てた感覚がよみがえってきてノスタルジー。

空き時間に組み立てていくことにします。

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