さて、本日はボルケーノの話題です。
ボルケーノに使用する着火剤は何が良いか?ということで着火剤の比較をしました。
ボルケーノのページにて、「着火剤の選定が大事」と書きましたが、それでは具体的にどれが良いか。
私は、色々着火剤も試してきましたが、やっぱり炎の勢いが良くて、持続時間が長いのは「パラフィン系」の固形着火剤になります。
パラフィン系の着火剤で、有名なのはファイヤーサイドさんの「ドラゴン着火剤」とロゴスさんの「防水ファイヤーライター」になります。
「ボルケーノ」の燃焼時間評価には基本的に「ドラゴン着火剤」2個を使用しています。
さてさて、今回今まで比較してみたかったけどやってなかった、「ドラゴン着火剤」と「防水ファイヤーライター」を比較してみました。
まずは見た目ですが、「防水ファイヤーライター」の方が明らかに大きいです。
重さを量ってみると、「ドラゴン着火剤」は11g前後、「防水ファイヤーライター」は18g前後でした。
個数は、「ドラゴン着火剤」は24個、トータル264g、「防水ファイヤーライター」は21個、トータル378gです。
価格はヨドバシカメラで「ドラゴン着火剤」が605円、「防水ファイヤーライター」は798円、
コストパフォーマンスで比較すると、「ドラゴン着火剤」が25.2円/個:2.3円/g、「防水ファイヤーライター」は38円/個:2.1円/g
と、微妙な差になります。
それでは燃焼時間を比較しましょう。
それぞれ2個づつトレイに置いて着火し、消火するまでの時間を比較しました。
燃焼パワー(炎の高さ)ですが、最初のうちはどちらも勢い良く、大きな差はありませんが、中盤以降やっぱり表面積が大きい分、ロゴスの方が若干大きいように感じました。
煙の量はどちらも結構黒煙が出ます。差は感じられません。
「結果」消火までの時間、
「ドラゴン着火剤」① 7分20秒 「ドラゴン着火剤」② 8分16秒
「防水ファイヤーライター」① 8分48秒 「防水ファイヤーライター」② 9分58秒
粒の大きさほどの差は感じられませんが、「防水ファイヤーライター」の方が長持ちしました。
その他の気付き事項として、燃えかすは「防水ファイヤーライター」の方が大きいです。樹脂成分の配合は「防水ファイヤーライター」の方が多いのかもしれません。
着火剤の取り出しは、どちらも表側のフィルムを破って取り出すのですが、「ドラゴン着火剤」はベースのプラスチックとフィルムの密着が強く、取り出しにくいのですが、隣の着火剤の部分まで破れることはありません。
「防水ファイヤーライター」は取り出しやすいですが、隣の着火剤の所まで破れてしまい、保管に不安が残ります。
さて、私的な結論ですが、
オガ炭や備長炭の着火には、「防水ファイヤーライター」の方が良さそうです。
黒炭など着火しやすいものは、1個あたりの単価が安い、「ドラゴン着火剤」でも良さそうです。
その他の着火剤、特に百均の着火剤は顕著に着火性能が悪いです。ボルケーノでは使用して頂くのはおすすめしません。
ボルケーノを使用されるということは「少しでも早く着火したい」と思っておられるでしょうから。